若いうちは、仕事が合っていなければ、転職を考えられたのに、年齢が上がっていくうちに、転職に踏み切れなくなってくるものだ。
若い方が体力があり飲み込みが早いため、採用後も人材教育に時間が掛からず、長く働いてもらえることから、採用されやすい。
しかし、年齢で転職を諦めるのは勿体ない。
年齢に合った転職のコツや、対策を取ることで、高年齢でも十分転職は可能だ。
まず、未経験の職種に転職するのは難しい。
現職と同じ職種、同じポジションであれば、転職のハードルは下がる。
企業が欲しいのは、即戦力だ。
直ぐに即戦力になれば、人材を育てる時間が削減できるので、高年齢でも経験者は有利である。
また、積み重ねたキャリアを評価してくれる企業に転職することも成功の鍵だ。
実際、マネージメント経験や育成力、調整力を求める企業もある。
役職についていなくても、キャリアや経験をアピールできるように、在職中からチームのリーダーをやったり、得意分野でも知識や豊富な経験がアピールできるようにしよう。
また、現職と同じ職種が好ましいが、現職での経験やスキルは、その職種以外にも使えるスキルである可能性がある。
常に視野を広げ、異業界であっても、これまでの経験が活かせそうな企業であれば、積極的に転職先として視野に入れておくといいだろう。
高年齢の転職は、リスクが高いと言われている。
実際殆どの場合、待遇も年収も下がるだろう。
しかし、不満を抱えたまま今の仕事を続けるより、転職して新たな場所でチャレンジするのも大切だ。